The Other Side of...

The Othersではなく、The Other Side of なんです。

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #6 (We need to talk about him)

(前回まで)

  幼馴染でなかなかの香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)が 「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」 と戯けたことをのたまうので、説教をたたきつけ、とりあえず自分ところのシゴトを手伝わさせることにするが、なにをやらせてもダメダメなS・・・。

 

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #3 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #4 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #5 (We need to talk about him)

 

(S)「えっと、なんか自分の知り合いが夏に会社を立ち上げるらしいんで、それを手伝おうと思ってます。」

 

あまりの衝撃のSから言葉なので、もう一度書きます。

 

(S)「えっと、なんか自分の知り合いが夏に会社を立ち上げるらしいんで、それを手伝おうと思ってます。」

 

とりあえず予定していたSとのお試し期間が終わったあと、私が、

 

『んで、どーするつもりなんだよ。』

 

と、訊いたことへのSからの回答です。

 

正しくは、

 

(S)「バイトで月数回みたいな感じで入らせてほしいです。」

 

(私)『それはムリ。ウチのシゴトの場合は、やるならやる。やらないならやらないのどっちか。』

 

というようなやりとりがあったあとに出てきた発言です。

 

私にはあまりにも絶望的な発言でした。

 

【知り合いって誰だよ!どんなヤツなんだよ!】

【夏ってなんだ!夏って!】

立ち上げるらしいってなんだよ!】

 

・・・込み上げてくる様々な感情と言葉をグッと飲みこみ、極めて冷静を努め、ただひとつだけ質問しました。

 

(私)『へーそうなんだ。それってなんのシゴトなの?』

 

(S)「えっと、一応、音楽系です。」

 

(私)『そんなんぢゃわかんねーだろ!どんなことするシゴトかって聞いてんだよ!』

 

(S)「なんかスタジオをやるらしいです。」

 

(私)『オマエはそこでなにするんだよ!』

 

(S)「受付とか・・・」

 

(私)『そうか、わかった。オレからはもうなにも言わない。夏から他のシゴトをしようと思ってるヤツはウチでは雇わない。あとはオレが前に話したこととか、もう一度キチンと思いだして考えて決めてくれ。今度ちゃんと答え聞くから。』

 

その日はそこで別れました。

 

なんなんでしょうコレわ。

 

ホントになんなんでしょう・・・。

 

ここまでお読み頂いた方であれば、

 

【あ~、きっと夏にその会社立ち上がんないだろ~な】

とか、

【受付ってコンビニとなんにも変わんなくない?】

といった、私と同じ感想をお持ち頂けるのではないでしょうか。

 

わかっています。

ただのおせっかいだということは。

 

【人の幸せは本人が決めるもので、他人がとやかく言うもんではない】

 

そう思います。

 

でもね。

 

香ばしいスペックである、S(30代・男性・独身・中卒・フリーター・手取り10数万)が、一応は20年程度の実績があるウチの会社で、そこまで悪くない待遇で正社員として働きながら、【カラダ使う系のシゴト】を覚えることよりも、立ち上がってもいない会社の設立を待ち、立ち上がっても「受付」程度のシゴトしか覚えられないところで働くことのほうが幸せだとはどうしても思えないんです。

 

良くも悪くも【音楽系のシゴト】であることが、響いているだと思います。

 

良い意味というのは「私がSを諦められる理由」になること。

(Sは昔から音楽に興味があるため。)

 

悪い意味というのは、結局またSが夢を見るだけに終わり、ムダに時間を、人生を使ってしまうことになる可能性があるということ。

 

です。

 

そして今日、もうひとりの友人Mも含め、Sに会うことになっています。

(Mには少し前にきてもらい、ここまでの経緯を説明するつもりです。Mについてはコチラ

 

Sはどのような最終回答をしてくるのでしょうか。

 

本当に終わり終わりと言っていますが、すいませんがまだ終われません。

(まあ誰も読んでないからいいか・・笑)

 

ちなみに今朝、Sからこんなメールがきました。

 

(S)「申し訳ないんですが、飲み代のほう借りても宜しいでしょうか?給料入ったらすぐに返しますので。宜しいでしょうか?」(原文ママ

 

・・・それではまた。

 

 

The Eagles- DESPERADO-HD

 

 

 

 

 

 

 

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #5 (We need to talk about him)

(前回まで)

  幼馴染でなかなかの香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)が 「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」 と戯けたことをのたまうので、説教をたたきつけ、とりあえず自分ところのシゴトを手伝わさせることにする。

 

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #3 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #4 (We need to talk about him)

 

 

さて、そんなこんなでSをなんとかすべく、まずはトライアルで数回ほど私のところのシゴト(ちょっとしたカラダ使う系のシゴト)を手伝わせることにしたわけであります。

 

 先日、その1回目が終了。

そのときのハナシを少しだけ。

 

~朝~

現場に8:15集合のところ、7:00に「もう着いちゃいました~」とのメール着。

 

聞けば昨日、夕方くらいに寝てしまい、起きたら夜中の3時だったため、また寝たらヤバイ!(起きられない)と思い、そのまま寝ずに来たとのこと。

 

・・・・

 

~作業中~

 

作業に慣れていないSが腰を痛そうにしていたため、私の優しさ?で、

 

(私)『オマエ、トイレの場所わかる?』

 

(S)「わかんないっす。」

 

(私)『朝、受付したところあるじゃん?あそこの隣だよ。』

 

(S)「ああー!そうなんすか!」

 

(私)『そう。だから、ちょっとトイレ行くってことにして、腰でも軽く伸ばしてきな。』

 

(S)「はい、わかりました。ありがとうございます。」

 

~作業完了確認~ <※テキストではなかなか説明しづらい点ご容赦ください。>

 

(私)『あ、これ、ズレちゃってんじゃん!直しておいてよ。』

 

(S)「あ、ほんとっすね。了解しました。」

 

(私)『あれ?オマエ、ホントにわかってる?ほら、ここ見て。こことここの線があってないでしょ? だから、こっちはコレで、あっちがコレなんだよ。逆になってるってこと。』

 

(S)「あ、ほんとだ。そーいうことっすね。」

 

・・・・

 

(私)『おい!オマエ、大丈夫か?わかってんのか?ホントに。。ちょっとどこが間違ってるか説明してみてよ。』

 

(S)「え?どういうことっすか?コレがコッチで・・・・・・っていうことですか?」

 

(私)『違うよ!ちゃんとよく見ろ!頼むよ。自分で考えてみてよ。』

 

(S)「あーー!やっとわかりました。こういうことですね。」

 

(私)『そう。そういうこと。なんでわかってないのに、わかったようなフリするんだよ!』

 

(S)「すいません。」

 

~作業後~

 

(私)『おい、手ぇ汚れちゃっただろうから、洗いに行ってきなよ。』

 

(S)「あ、はい。」

 

(私)『トイレの場所わかるだろ?』

 

(S)「え、いや、はい・・・(モジモジ)」

 

(私)『えっ!? さっき教えたでしょ?』

 

(S)「いや、実はわかんなかったっす。」

 

~次回の日程確認~

 

(私)『次回はこの日だけど空けてある?大丈夫?』

 

(S)「大丈夫です。空けてあります。」

 

(私)『一応、午前中までって言ってあったけど、その日は午後も空いてんの?』

 

(S)「あ、はい。その日は深夜のコンビニバイトも休みにしてあります。」

 

(私)『あー、それだったら、どうする?その日は午後もシゴトはあるけどやってみる?せっかく来るんだから、お金稼いだほうがいいだろうし、お試し期間なんだから、いくつか現場回ってみたほうが、雰囲気もわかると思うよ。ま、もちろん無理強いはしないけど。』

 

(S)「あーわかりました。その日は大丈夫ですので、まわってみます。」

 

(私)『オッケー!じゃあ、現場の責任者にもそう伝えておくね。』

 

(S)「あーわかりました。宜しくお願いします。」

 

(私)『じゃあ、お疲れさん。また来週ね。』

 

~メール~

 

(S)「今日は、お疲れさまでした!次回の作業の話なのですが、コンビニの夜勤が入っていたので、午前中だけでも大丈夫でしょうか?」

 

・・・・

 

みなさま、いかがでしたでしょうか?

 

最近あまり会ってなかったので忘れていましたが、Sは一事が万事こんな感じなのです。

 

今回あらためて思ったのは、Sという人間は、

 

・怒られるのがこわい

 

・こわいからその場をどうにか逃げ切りたい

 

・わかったフリをする

 

という悪癖が性根からどっしりと染みついているようです。

 

でも一般的な成人男性であれば、

 

・わかったフリをしていて間違えたらもっと怒られる

 

・だから、こわいけど、やっぱりわかるまでちゃんと聞く

 

ってことをするのが普通と考えます。

 

しかし、30を超えた年齢のSにはそれができません。

 

というわけで、毎回閉店セールみたいなことになってますが、本当に次回で終わりにします。

 

大沢誉志幸 ― そして僕は途方に暮れる

 

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #4 (We need to talk about him)

(前回まで)

  幼馴染でなかなかの香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)が 「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」 と戯けたことをのたまうので、私は意を決して、自分ところのシゴトを手伝わないかと打診するためにSに面会する。

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #3 (We need to talk about him)

 

 

さていよいよ、息が詰まるような?臨場感あふれる?会話をお楽しみください。

 

(私)『オマエ、これからどうしたいんだよ?バイトじゃなくて、ちゃんと正社員とかで働く気とかってないの??』

 

(S)「いや、全然ありますよ。でもなかなかいいところないんすよね。」

 

(私)『いいところがないってことは実際動いてみたことはあんの?』

 

(S)「いや、ほとんどないっすね。」

 

(私)「(くっ・・・)でも今働いてるコンビニとかはどうなんだよ。社員とかにさせてはもらえないのか?」

 

(S)「いや、オーナーはもう社員は雇う気がないって言ってますね。」

 

(私)『そうか。でもさっき、いいところがないって言ってたけど、なんでそう思うんだ?』

 

(S)「いや、だって、最近ブラック企業とか問題になってるじゃないですか。あーいうところはやっぱキツイですよね。給料とかも少なかったりするし。」

 

(私)『(う゛ぅ~・・・)でもな、今、オマエ、FPの勉強してるって言ってたじゃん?だからちょっと敢えて訊くけど、もうオレらは30歳超えてんだから、“一般的には”あくまでも“一般的には”だけど、そろそろ正社員とかになったほうがいいかと思うんだけど、なんで“一般的には”そう思えるかわかるか?』

 

(S)「う~ん。なんででしょうね。よくわかんないですけど、やっぱ安心ってことじゃないですかね。使い捨てじゃないっていうか・・・」

 

(私)『まあたしかにそれはそうだ。でもそれだと抽象的すぎる。もう少しツッコンで考えてみてくれ。例えば、会社は正社員雇うために給料以外に支払ってるものってのはなんだ?頼むぜFP。』

 

(S)「いや、まだFPじゃないですから笑。勉強中なだけです笑。まあそれはいいとして、保険とかそーいうのですか?」

 

(私)『そう。オマエの言っている保険がなにを指しているのかはわからないけど、いわゆる健康保険とか失業保険とか、それから厚生年金とかね。オマエは正社員になっちゃうと手取りが少ないってことを問題にするだろうけど、これらはオマエ個人が払っているだけじゃなくて、会社も払ってるんだよ。だからオマエ1人を雇うには、おおよそ給料の1.5~2倍近く会社はオマエにコストをかけてるんだ。ここまではオーケーだよな?FP?』

 

(S)「はい・・・。」

 

(S)『どうせオマエのことだから、今は年金とか、ヘタすりゃ国保ですら払ってないだろ?それだともう30超えてきてるから、病気になったときとか、老後とかが大変になる可能性が高くなる。だから、これはあくまでも“一般的には”だけど、そろそろ正社員として働いたほうがいいんじゃないの?ってのが、まずはフツーな考え方なわけ。』

 

 (S)「そうですね。あぶないですもんね。」

 

(私)『じゃあ次いくよ。オマエは自分がどんなシゴトに向いてて、どんなことができる人間だと思ってる?』

 

(S)「それ、色々考えたんですけど、やっぱ自分は、接客とかのほうが向いてるのかな~って思ってます。」

 

(私)『うん。じゃあもう少しわかりやすく考えるために、シゴトを、<アタマ使う系>、<カラダ使う系>、<コミュニケーション使う系>とわけるとしたら、3番目の<コミュニケーション使う系>が向いてると思ってるってことなんだよな?』

 

(S)「そうっすね。」

 

(私)『うん。それはもしかしたらそうかもしれない。オレもそう思う。で、オレがもっと思うのはオマエに<アタマ使う系のシゴト>は向いてないってことだ。』

 

(S)「そうっすね・・・」

 

(私)『だってオマエいままで<アタマ使う系>でなんか成功したことあるか?』

 

(S)「あ、でも自分、最近ブログとかツイッターとかでアフィリエイトみたいのやってんすよ。」

 

(私)『(!?!?!?)な、なんだそれ!?そんなの聞いてなかったぞ。まあ言わなきゃいけないってワケでもないけどさ。で、どんなのやってんだよ。』

 

(S)「(ブログとツイッターを見せながら)風俗の体験記みたいのっすかね。あ、ツイッターのフォロワーは3,000人以上います!」

 

(私)『な、なんだこれ!?!?<風俗嬢を落とした経験数知れず・・>とか書いてあるけど、ほとんどウソぢゃねーか!ツイッターもフォロワー3,000人っつったって、ほとんど相互フォローみたいなヤツばっかりぢゃねーか!』

 

(S)「そうっすね。」

 

(私)『そうっすねぢゃねーよ!オマエ、女の子のデート派遣のときもそうだったけど、これで、幾ばくかでも稼げてんのか?儲かってねーだろっての!』

 

(S)「あ、はい。」

 

(私)『それどころか、ブログ書くのに時間かかってたら、それは通常のシゴトであれば時給が発生してるハズなんだよ!だから、売上がなければ、儲かるどころか損してるってことなんだよっ!』

 

(S)「そうっすね。」

 

(私)『そうか!!!オマエみたいのが、SEOとかってのをどっかで聞きかじっちゃって、情報商材とか買っちゃうのか!!どうせSEOがなんの略かみたいなことすらも知らんくせに!オマエのこのブログ、カギカッコの使い方とかすごくキモチ悪いんだよ!くそっ!!』

 

(S)「いや、まあ。はい・・・。」

 

(私)『(くそっ!くそっ!くそがっ!)それはもういいっ!それで、他に<アタマ使う系>の経験は?』

 

(S)「それぐらいっすかね~。」

 

(私)『そう。だから基本的にオマエは<アタマ使う系>は向いてないんだよ。だから、オマエが言っている<接客>っていうことも実は限定されてくる。』

 

(S)「どういうことっすか?」

 

(私)『これもわかりやすくするためにあえて分類すると、オマエは現段階、<販売>はできるかもしれないけど、たぶん<営業>はできないと思う。ここで言う<販売>ってのは、この居酒屋のホールの店員さん。<来たお客さんに対し、笑顔で注文をとって、愛想よく運んで、お会計する人>のこと。でも<営業>ってのはそういうこと言ってるんじゃなくて、<お客さんを連れてきて、フォローまでする人>のことを指してる。かなり違うけど、わかりやすく言っちゃうと、ここでいう<営業>ってのは、さっき下で声かけられた、居酒屋のキャッチの人たちみたいなの言ってる。』

 

(S)「あ~なるほど。わかります。」

 

(私)『新しい、新規のお客さんを開拓し連れてくるってのは、コミュニケーション能力が必要なだけでなく、相当<アタマを使う系>でもあるんだ。だからもうしわけないけど、たぶん今のキミにはできない。そのかわり、いわゆる<販売>であれば、ひょっとしてひょっとすれば、そのへんの人より、うまく働けるかもしれないとも思う。キミは愛想悪くないから。』

 

(S)「ありがとうございます!」

 

(私)『だからオマエが昔、居酒屋でバイトしてたときに、調理師免許取りたいって言ってたことあるよな?』

 

(S)「あーはい。ありましたね。一時期。」

 

(私)『オレ、あんときはなにも言わなかったけど、それはけっこういいんじゃないかって思ってた。もちろん調理師が<アタマ使う系>じゃないなんてことは言わないけど、オマエにはけっこうアリな資格なんじゃないかと・・・。』

 

(S)「そうだったんすね~。」

 

(私)『で?今はなんの勉強してるんだっけ?』

 

(S)「FPです・・・」

 

(私)『じゃあなんか、FPっぽいことをオレに訊いてみてよ。』

 

(S)「え~~、、じゃあ、●●さん(私)って、株とかってやってるんすか?」

 

(私)『株ねぇ~。今、直接、株はやってないけど、一応、ポートフォリオとして別のことはちょこっとしてるよ。ねぇ。なんかいい商品ってあるの?なんかやったほうがいいのかな?』

 

(S)「なんすかね~。投信がいいんじゃないですか?」

 

(私)『投信ってなーに?』

 

(S)「投信って銀行系の安心なヤツです。」

 

(私)『(!?!?!?)な、なんだそれわ!?』

 

(S)「いや、だってわかんないんすもん。まだ勉強したてっすから。笑」

 

(私)『(うおおおお~~!!)そーだよ。オレがポートフォリオとしてやってんのも、投信だよっ!しょーもないけど、ドルコスト平均みたいな感じでINDEXやってるよっ!そんなことはどーでもいいんだよ!オレが言いたいのは、どうせポートフォリオもドルコストもなんのこっちゃわかんねーんだろっ!?オマエは!なんだ!<銀行系の安心なヤツ>って!バカにしてんのかっ!』

 

(S)「すいません・・・。」

 

(私)『あのさ、オレはFPがどういう資格だかってよく知らないけど、きっと他人様の資産などに関するアドバイスをする人なんだろ?オレはズブの素人なわけよ。だけど、なんで勉強してるハズのオマエがオレよりもなーんにも知らないんだよっ!そもそもだなっ!オマエが言った通り、運転免許ぐらいの難易度でとれる資格なんだったら、もしかするとFPって、ただでさえダブついてる資格なのかもしれないんだよっ!それをだな!中卒で、自分のライフプランすらも全く定まってないオマエに誰が相談するんだよっ!!』

 

(S)「た、たしかにそうですね・・・。」

 

 ~続く~

(あ~熱が入って疲れました笑。次回ぐらいで終わらせられると思います。)

 

マキシマムザホルモン ― ぶっ生き返す

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #3 (We need to talk about him)

 

(前回まで)

  幼馴染でなかなかの香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)が 「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」 と戯けたことをのたまうので、私は共通の友人MにSの現状を確認し、とにかくSと一度会う約束を取り付ける・・・。

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

私はいくつかのシゴトをしている。そのひとつが最近少し忙しくなり現場系の人員を募集していたりする。(このシゴトに関しては私は経営者ではなく、管理職。)

 

しかし私はもとより、友人や知人と一緒にシゴトをすることにやや消極的であり、今までそのような関係にある人を雇ったり、シゴトを紹介したりした経験がない。

 

元来ナマケモノで、芳しいスペックのSともなればなおさらのことだ。

Sは仁義を欠くようなタイプではないので、バックれるようなことはないだろうが、Sには現在募集しているような朝の早いシゴトはムリなのではないかと多分に思う。

 

しかしもはやSの状態はそれどころではないような気もする。

バイトを転々とし、歩合制のシゴトでは案の定ズッコけ、コンビニではいいように使われ、それなのに、いま、FPの資格を取るなどとぬかしはじめている。

 

打診してみるだけしてみよう。

 

「お互いダメだと思ったなら、ちゃんとダメだと言う。」

 

ということをルール化し、トライアルしてみよう。

そう心に決め、Sとの会合に挑むことにした。

 

会合の場所は、私たちが育った街。

 

ひさしぶりにマジメなハナシをするには、おあつらえむきだ。

 

街を懐かしみながら少しブラブラし、飲食店へ。

懐には求人票の写しを忍ばせている。

 

Sにいきなり打診してはダメだ。理解できるかどうかはわからないが、まずは自分の現状を見つめ直し考えてもらうことが必要だ。

 

ここはセオリーどおり、ヒアリングから入ろう。

 

(私)『オマエ、これからどうしたいんだよ?バイトじゃなくて、ちゃんと正社員とかで働く気はないの??』

 

~続く~

(すいません、あと2回程度で終えるつもりです。退屈ですがなんとかおつきあいください。)

 

久石譲 - Kids Return

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

(前回まで)

幼馴染でなかなか香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)

 

そんな彼に電話をかけた私。

すると電話口のむこうから、

 

「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」

 

という声が聞こえ、目の前が真っ暗になる・・・

 

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

 

(私)『ふぁ、ふぁ、ふぁ、ファイナンシャルプランナーだと!?!?なんでそんな資格取ろうと思ったんだよ!』

 

(S)「いや、なんか友達と話してて、取ってみようかって。なんか一番簡単なヤツだったら、車の運転免許ぐらいな感じで取れちゃうらしいんですよ。」

(※ちなみに余談だが、Sは私と同い年にも関わらず、昔から敬語を使ってくる。)

 

(私)『い、いや、だからといってオマエ・・・・』

 

(S)「そうっすよね。FP(ファイナンシャルプランナー)だけじゃ厳しいっすよね。宅建とかって難しいんすかね~~。やっぱ【複合】じゃないとダメですよね~。」

 

(私)『な~にが【複合】だ!バカ!どっかで聞いてきたような、わかったような、クチききやがって!オマエまさか、高い教材とか買っちゃったんぢゃねーだろーな!』

 

(S)「いや、それはないっすよ。高いんすもん。独学です。」

 

(私)「それならよかった。いや、全然よくねーけど。もうわかった。四の五のいいから、今度メシでも行くぞ。いつ空いてんだ??」

 

・・・という展開になり、その日は会う約束だけをして電話を切った。

 

前回、歩合もらって女の子をデート派遣すると言いだしたと思ったら、今度はFPときやがった。くそっ・・・!

 

Sに会う前にひとつ確認しておきたいことがあった。

 

Sと私の共通の友人に、Mというのがいる。

ここ最近、私はSに対し半ば「諦め」もあったので、説教などはせず、ただひたすら彼の動静を見守るだけであった。

しかしそんな私に代わって、MはSと頻繁に会い、Sへの説教を続けている熱いヤツである。

 

MはSの現状をどう考えているのだろうか。

それが知りたくてMにメールした。

 

(私)『最近Sに会った?さっきちょっと電話してみたら、アイツ、なんかマジで終わりかけてる気がするんだけど、大丈夫なんかなーって思って・・・』

 

ほどなくMから返信がきた。

 

(M)「先月飲んだよ。うん。ハッキリ言って、アイツは全然大丈夫じゃないね。ちょうど●●(私)にも話したいこともあるし、新年あたりまたみんなで飲もうよ。」

 

・・・やはりそうか。Mもそう思っているのか。

 

どうするべきか・・・。

 

ついに、パンドラの箱を開けなくてはならないのか・・・。

 

~続く~

 

岡村靖幸 - どぉなっちゃってんだよ

 

 

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

先日、幼馴染のSに会った。

いい歳こいて未だフリーターの彼にとある打診をするためだ。

 

ハナシを進める前に、少しだけSのスペックについて触れておこう。

 

S(30代・男性・独身・フリーター)

<小~中学校時>

私たちと同じグループに所属。勉強も運動もできないヤツだった。

また少し太り気味な体型で吃音癖があったりもしたことから、いじめられっ子まではいかないが、グループ内ではいじられキャラであった。

 

<高校時>

偏差値が地域内最低の公立高校に入学。

小中学校時代の友人らとバント活動を開始。担当楽器はドラム。

居酒屋でのバイトをはじめ、料理が少しだけできるようになる。

しかし、元来ナマケモノの彼は朝起きられないという理由で、自宅から徒歩8分ぐらいのところにある高校をサボりまくるようになる。

そして驚くことに高校3年の3月、あと1カ月で卒業というときに出席日数が足りなくなり留年が決定。そして、もう一年はダルいということで、退学。

最終学歴は中卒。

 

<青年時>

居酒屋やパチンコ屋、ラーメン屋・・・などというアルバイトを歴任。

バンド活動はやったりやらなかったり。(ドラムはけっしてヘタではない。)

途中、女の子と同棲したりなんだりはしていた。

 

<1年前>

警備員のシゴトとあわせ、友人が店長を務めているコンビニで深夜のバイト掛け持ち。

また、歩合制?で、女の子をデートに派遣するシゴトにもトライ。このシゴトはもちろんほぼ無給状態。

 

・・・・Sがなかなかの香ばしいスペックであることはお分かり頂けたであろう。

 

先月、そんなSの安否確認のため、一本電話を入れたところ・・・

 

「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」

 

アタマがクラクラし、目の前が真っ暗になるようだった。

 

~続く~

(ひっぱるつもりはなかったのですが、なかなかの長い作品になりそうなので・・・)

 

森田童子 - 船がくるぞ

 

 

遺言

なんだか青臭いアタリマエのハナシすぎるし、遺言なんて大層なもんではないけど、一応したためておきます。

(なので、オトナな方はつまらないと思うのでスルーしてください。)

 

NPONGO関連のシゴトをしているとき、学生などからよくこう言われる。

 

「私も●●さん(←ワタシね)のように、人や社会のためになるようなシゴトがしたいです!」

 

 軽いリップ・サーヴィスではあるにせよ、恐らく私の「特定非営利活動法人NPO法人)勤務」という一面をみてこう言ってくれるのであろう。

 

「なぜそう思うの?」

 

訊き返す。

すると、

 

「企業だとそれができないから・・・」

 

 

法人格というのはざっくりいうと営利法人と非営利法人に分類することができる。(公共はまた別として)

おなじみの株式会社や合同会社、監査法人などは営利法人であり、社団や財団、農協組合、特定非営利活動法人などは非営利法人である。

その違いについて、ざっっっくり言うと、利益を従業員などに分配していいか、ダメかということになる。(ざっくり過ぎ?ゴメンナサイ。)

間違ってはいけないのは、非営利法人であっても役員や従業員に給与や報酬を払うことはできるという点だ。

利益の分配はダメで、給与・報酬はOKというのは、もしかすると働いたことのない学生さんらにはイメージしにくいかもしれない。まあそのへんはwikiさまにお任せし、置いておいておくとして、

 

【参考】法人-wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E4%BA%BA

 

結局なにがいいたいのかというと、

「法人格の種類に関わらず、人のためにならないものは【シゴト】と言ってはいけなない。」

ということ。

公務員であろうと、会社員であろうと、NGO職員であろう真っ当なショーバイであれば、全て人のためになっているハズなのである。人のためになっているからこそ、そ本来、「他人の時間(命)」がカタチを変えたものであるはずの「お金」の交換がされるのである。

 

またこれも学生さんたちがよく使う「自分のやりたいこと」(主に職業や職種のこと)みたいな言葉も実はあまりカンケーがない。

学校の先生であろうと、営業マンであろうと、事務員であろうと、海外の貧困問題に取り組む人であろうと、直接お客さんと接する接しないなどの違いはあるとすれ、やはり真っ当なショーバイであれば、それは人のためになっているハズなのである。

 

たしかに一部、詐欺や盗みなど人を不幸せにしお金を集めているものがあるのは事実だし、とても残念なことではある。しかしそれらを決してシゴトとはいってはいけない・・・

 

若いころから、「どんな場所(法人)」で「なにをやる(職業・職種)」だけを考えるのはとてもモッタイナイ。

もう少し視野を拡げて、自分が「どうなりたいか」・「どう生きていきたいか」ということ(うまく表現できないが、(能力)・(性格)・(信条)などの語彙が近いか。)を考えると、また違った一面が見えてくるのではないか。

私はべつに非営利法人で働くという面が欲しいわけでもなかったが、この「どうなりたいか・生きていきたいか」という選択において、確信をもってここでシゴトをしているのである。

まとまらなすぎで、なんだかなーーですが、このへんはまたいつかあらためて。。。

 

 

おそうじオバチャン - 憂歌団 

 

おそうじオバチャン(歌詞)

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND10607/index.html