The Other Side of...

The Othersではなく、The Other Side of なんです。

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #2 (We need to talk about him)

 

(前回まで)

幼馴染でなかなか香ばしいスペックである、友人S(30代・男性・独身・中卒・フリーター)

 

そんな彼に電話をかけた私。

すると電話口のむこうから、

 

「最近、オレ、ファイナンシャルプランナーの資格取るために勉強してるんすよ~」

 

という声が聞こえ、目の前が真っ暗になる・・・

 

詳しくはコチラ

いわゆる情弱な彼のハナシをしようか #1 (We need to talk about him)

 

 

(私)『ふぁ、ふぁ、ふぁ、ファイナンシャルプランナーだと!?!?なんでそんな資格取ろうと思ったんだよ!』

 

(S)「いや、なんか友達と話してて、取ってみようかって。なんか一番簡単なヤツだったら、車の運転免許ぐらいな感じで取れちゃうらしいんですよ。」

(※ちなみに余談だが、Sは私と同い年にも関わらず、昔から敬語を使ってくる。)

 

(私)『い、いや、だからといってオマエ・・・・』

 

(S)「そうっすよね。FP(ファイナンシャルプランナー)だけじゃ厳しいっすよね。宅建とかって難しいんすかね~~。やっぱ【複合】じゃないとダメですよね~。」

 

(私)『な~にが【複合】だ!バカ!どっかで聞いてきたような、わかったような、クチききやがって!オマエまさか、高い教材とか買っちゃったんぢゃねーだろーな!』

 

(S)「いや、それはないっすよ。高いんすもん。独学です。」

 

(私)「それならよかった。いや、全然よくねーけど。もうわかった。四の五のいいから、今度メシでも行くぞ。いつ空いてんだ??」

 

・・・という展開になり、その日は会う約束だけをして電話を切った。

 

前回、歩合もらって女の子をデート派遣すると言いだしたと思ったら、今度はFPときやがった。くそっ・・・!

 

Sに会う前にひとつ確認しておきたいことがあった。

 

Sと私の共通の友人に、Mというのがいる。

ここ最近、私はSに対し半ば「諦め」もあったので、説教などはせず、ただひたすら彼の動静を見守るだけであった。

しかしそんな私に代わって、MはSと頻繁に会い、Sへの説教を続けている熱いヤツである。

 

MはSの現状をどう考えているのだろうか。

それが知りたくてMにメールした。

 

(私)『最近Sに会った?さっきちょっと電話してみたら、アイツ、なんかマジで終わりかけてる気がするんだけど、大丈夫なんかなーって思って・・・』

 

ほどなくMから返信がきた。

 

(M)「先月飲んだよ。うん。ハッキリ言って、アイツは全然大丈夫じゃないね。ちょうど●●(私)にも話したいこともあるし、新年あたりまたみんなで飲もうよ。」

 

・・・やはりそうか。Mもそう思っているのか。

 

どうするべきか・・・。

 

ついに、パンドラの箱を開けなくてはならないのか・・・。

 

~続く~

 

岡村靖幸 - どぉなっちゃってんだよ