The Other Side of...

The Othersではなく、The Other Side of なんです。

ペヤングと切なさと心強さと

みなさんはペヤングの容器がわかれることをご存じだろうか?

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 ペヤングといえば、押すに押されぬカップ焼きそばの超有名ブランドだ。(関西ではUFOかもしれない。)

私はこのカップ焼きそばの類いがわりと好きで、普段からけっこう食べている。

小さいころ、兄貴と一緒にペヤングを食べていると、あることに気がついた。

 

「あれ、ペヤングの容器って二つにわかれる・・・。」

 

それから私はペヤングを食べるときは必ず外側の白い部分を取り外し、スケルトンタイプの中容器だけにして食べていた。

中容器だけにすると、下から溜まったソースやキャベツなどのかやくが透き通って見え、なんだかジャンクを食べている感がハンバなくするところが逆に好きだった。

 

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そうして長い年月がたった。

カップ焼きそば界では、ペヤングは値崩れが少なく、他のナショナルブランド・PB商品などに比べると割高なので、食べる機会が少なくなっていった。(あくまでも印象です。はい。)

 

シゴトがヒマでネットサーフィンなある日のこと。

なぜかペヤングのことが気になった。

ペヤングが食べたい。

ペヤングの容器がわかれるとこ見たい。

っていうか、そもそも「ペヤング」ってなんやねん!

 

早速、wikiセンセイに尋ねてみると、

>語源は「ペア+ヤング」で、当時カップ麺は袋麺と比べ高価でファッション要素が強い食品であったことから、カップ麺を高いと感じた若いカップルには2人で1つのものを仲良く食べて欲しいという願いからである。

(ペヤングソースやきそば-wikipedia)

 

との記載が・・・

 

ピーーーーーーーーーーーン!!!!!!

 

と、と、ということは、まさか・・・・・

 

ペヤングを買いにコンビニへ走る。

いまだに容器は二つに分かれるのかと。

 

わ、分かれる・・・。

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

同僚が怪訝そうに、息切らし興奮しながらペヤングをほおばる私に聞いてきた。

 

「な、長年のギモンが晴れそうなんだ・・・。」

 

そう答えた私の瞳はすこし濡れていたに違いない。

 

会社のビジネスホンのダイヤルをおす。フリーダイヤルだから許される行為だろう。

いや、これは世紀のハッケンかもしれないのだから、先行投資として認めてくれるはずだ。ケータイで聞こえづらかったりするほうがよっぽどリスクだ。 

 

プルルルル・・・

 

『はい。まるか食品でございます。』

 

「ええと、ちょっとお訊きしたいんですが、そちらのカップ焼きそばのブランドにペヤングというのがありますよね。それは、【ペアとヤング】をあわせてペヤングにした造語だとお聞きしたんですが、それは本当ですか?」

 

『はい。そうなんですよ!そういう願いから、ペヤングと名付けられました。』

 

「そうなんですよね!すごい!じゃあ、もしかしたら、ペヤングの容器って二つに分かれるじゃないですか?それってまさか、【ヤングがペアで仲良く分けて食べられるように】ってことなんですかっ!!?」

 

『いえ、それはそういうことではなくて、熱湯を入れると容器が熱くなるので、熱が直にお手元にいかないように二重設計にされています。』

 

「そそそ、そーですよね!ハッハッーー!そんなわけないですよね!いやぁ~~へんなこと聞いちゃってすいません!」

 

『いえいえ、でもお客様のおっしゃるような使い方をして頂いてもモチロンけっこうですよ!笑』

 

まるか食品の方、ヘンなお電話を差し上げて本当に失礼いたしました。

それなのにとても優しい対応をして頂き誠にありがとうございます。

とてもうれしかったです。

 

あと、ごちそうさまでした。

 

五日はまた雪 - LOW IQ 01

 

5日はまた雪(歌詞)

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